明治10年の西南戦争で最大の激戦となった田原坂の戦い。

 

剽悍無比の薩摩隼人の斬り込みの凄まじさに、政府軍は各所

で退却を余儀なくされ、戦況の悪化が憂慮されていました。

西郷軍の斬り込み攻撃は、主に徴兵された平民で構成された

鎮台の兵卒のみならず、士族あがりの士官をも戦慄させました。

 

この西郷軍の白刃攻撃に対抗するため、政府軍は警視隊(警官)

より剣術に優れた者たちを抜擢する。

 

司馬遼太郎の「翔ぶが如く」に、警視隊の上田大警部が

政府軍の総司令官山縣有朋にたいして剣術に優れた警官の前線投入

を上申する場面が書かれています。

 

「上田は、武器はいっさい持ってゆきません。太刀のみを持ってゆき

近接して敵塁に飛び込み、斬撃に次ぐ斬撃をもってこれを

砕きます、と言った」

 

山縣有朋はこの上申を許可し、その隊名を 抜刀隊 と名付けた。

 

 

 

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