侍の威厳 [幕末 江戸]
昔読んだ本に明治のある老婆の話がありました。
その老婆は江戸幕末期の侍の姿を回想して、
「そりゃ、侍は全然わしらと違って雨が降っても走らないし、辻角を
曲がるときも、前を見据えて直角に曲がる」というようなこと話して
います。
侍は侍としての威厳を保たねばならない。
それが侍をつくる。
一方で、こんな話も思い出します。
幕末維新が終わり、日本は新政府の体制作りに懸命でした。
中央、地方で行政組織を‘突貫工事’で整えねばなりません。
人材がいない!
そのため、さして維新の時にも活躍のなかった無名の人物でも
行政の要職に登用されました。
中には人物風采に疑問符が付く人物もおりました。
新政府の今でいうところの人事担当者が、確か大久保利通
(すいません記憶定かでありません、いずれにせよ政府の高官です)
に対し「候補者Aはどうにも役職に相応しい威厳がない」
と困り顔で相談。
これに答えて大久保は「そのものを体裁の良い馬車にでも乗せて、
東京の街中を一日回らせれば、自然と威厳などつくものだ」
と答えています。
以上、威厳についてとりとめのない話をしてしまいました。
2013-12-11 11:43
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コメント(4)
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こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
私も歴史が大好きですが、特に幕末が良いですね。
これからもよろしくお願いします^^。
by 海を渡る (2013-12-11 20:28)
海を渡るさん
コメントを頂戴し有難うございます。
こちらこそよろしくお願いします。
海を渡る 良いネーミングですね!
by アナログ侍 (2013-12-11 21:29)
こんばんは、ご訪問&コメントありがとうございました!いつも楽しくお話を拝見しています。私は戦国時代が好きですね。激動の時代の庶民が、どう過ごしていたのか興味津々です。これからもよろしくお願いいたします。mOm
by ys_oota (2013-12-11 23:18)
ys_ootaさん
コメントどうも有難うございます。
私も戦国時代のごく普通の庶民について興味大なのですが、
残念ながら本当に資料が少ないようなんです。
こちらこそよろしくお願いします。
by アナログ侍 (2013-12-11 23:46)