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侍の威厳 [幕末 江戸]

 

昔読んだ本に明治のある老婆の話がありました。

 

その老婆は江戸幕末期の侍の姿を回想して、

「そりゃ、侍は全然わしらと違って雨が降っても走らないし、辻角を

曲がるときも、前を見据えて直角に曲がる」というようなこと話して

います。

 

侍は侍としての威厳を保たねばならない。

 

それが侍をつくる。

 

 侍政府.jpg

 

一方で、こんな話も思い出します。

 

幕末維新が終わり、日本は新政府の体制作りに懸命でした。

中央、地方で行政組織を‘突貫工事’で整えねばなりません。

人材がいない!

 

そのため、さして維新の時にも活躍のなかった無名の人物でも

行政の要職に登用されました。

中には人物風采に疑問符が付く人物もおりました。

 

新政府の今でいうところの人事担当者が、確か大久保利通

(すいません記憶定かでありません、いずれにせよ政府の高官です)

に対し「候補者Aはどうにも役職に相応しい威厳がない」

と困り顔で相談。

これに答えて大久保は「そのものを体裁の良い馬車にでも乗せて、

東京の街中を一日回らせれば、自然と威厳などつくものだ」

と答えています。

 

以上、威厳についてとりとめのない話をしてしまいました。


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コメント 4

海を渡る

こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
私も歴史が大好きですが、特に幕末が良いですね。
これからもよろしくお願いします^^。
by 海を渡る (2013-12-11 20:28) 

アナログ侍

海を渡るさん
コメントを頂戴し有難うございます。
こちらこそよろしくお願いします。
海を渡る 良いネーミングですね!
by アナログ侍 (2013-12-11 21:29) 

ys_oota

こんばんは、ご訪問&コメントありがとうございました!いつも楽しくお話を拝見しています。私は戦国時代が好きですね。激動の時代の庶民が、どう過ごしていたのか興味津々です。これからもよろしくお願いいたします。mOm
by ys_oota (2013-12-11 23:18) 

アナログ侍

ys_ootaさん
コメントどうも有難うございます。
私も戦国時代のごく普通の庶民について興味大なのですが、
残念ながら本当に資料が少ないようなんです。
こちらこそよろしくお願いします。
by アナログ侍 (2013-12-11 23:46) 

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